アロマセラピーってなに?わかりやすく解説

アロマ

よく耳にするアロマセラピーってなに?

何か良さような気はするけど、実際どんな効果があるの?

今回の記事では、アロマセラピーについて、語源から使用方法まで分かりやすく解説します。

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アロマセラピーとは

「アロマセラピー」という言葉は、フランス語の「aromathérapie」から来ています。

この言葉は、「aroma(アロマ)」と「therapy(セラピー)」の2つの部分からできています。

  • Aroma(アロマ): これはラテン語の「aroma」からきており、香りや香料を意味します。
  • Therapy(セラピー): これはギリシャ語の「therapeia」からきており、治療やケアを意味します。

アロマセラピーとは、「エッセンシャルオイル(精油)」を用いて、心身の健康を保つ方法です。

「エッセンシャルオイル」という言葉は、植物の「本質(エッセンス)」を抽出した「油(オイル)」であることから名付けられました。

古代エジプトやギリシャ時代から利用されてきたアロマセラピーは、現代においてもその効果と効能が認められ、リラクゼーションや治療の一環として広く使用されています。

アロマテラピーも同じ意味です。

エッセンシャルオイルとは

アロマセラピーに用いるエッセンシャルオイルについて、知っていきましょう。

先ほども記述しましたが、「エッセンシャルオイル」は、植物の「本質(エッセンス)」を抽出した「油(オイル)」です。

植物は自らの生存と繁殖を確保するべく、防御、受粉促進、競争抑制、傷の修復、環境適応など、多くの作用を持った成分を持っています。

天敵の虫から遠ざけたり、受粉に必要な虫を引き寄せる、傷を治すなどのことが当てはまります。

その成分は植物の花、葉、果皮、根などから抽出されます。

代表的な抽出方法としては、蒸留法、圧搾法、溶剤抽出法などがあります。

蒸留法

蒸留法は、エッセンシャルオイルの抽出に最も一般的に用いられる方法です。

植物を蒸気で加熱し揮発したオイルを冷却して液体に戻す方法です。

圧搾法

圧搾法は、果皮を圧力で搾り、その際に分離されたオイルを収集する方法です。

溶剤抽出法

溶剤抽出法は、特殊な溶剤を使って香り成分を抽出し、その後溶剤を除去してオイルを収集します。

それぞれの植物によって適した方法で抽出されます。

わずかな量しか抽出できないため、中には非常に高価になるものもあります。

エッセンシャルオイルの効果と効能

エッセンシャルオイルは、その種類によって様々な効果と効能を持っています。

以下に、代表的なエッセンシャルオイルとその特徴を紹介します。

ラベンダー

ラベンダーオイルは、リラクゼーション効果が高く、ストレス軽減や不眠改善に役立ちます。

また、抗菌・抗炎症作用もあり、軽い傷や火傷のケアにも用いられます。

子どもから大人まで気軽に使用でき、人気の高いエッセンシャルオイルです。

ティートリー

ティートリーオイルは、強力な抗菌・抗ウイルス作用を持ち、風邪やインフルエンザの予防、肌トラブルのケアに効果的です。

ニキビやフケの治療にも使用されます。

妊婦への使用はできません。肌への刺激が伴うため敏感肌の方は注意が必要です。

ローズマリー

ローズマリーオイルは、クールな香りで、記憶力や集中力を向上させます。

眠気覚まし効果もあります。

妊婦・子ども・高血圧・てんかんの方への使用はできません。

ペパーミント

ペパーミントオイルは、清涼感のある香りで、頭痛や偏頭痛の緩和、消化不良の改善に効果があります。

集中力を高める効果もあり、勉強や仕事の際に役立ちます。

妊婦・授乳中の方・子どもへの使用はできません。

レモン

レモンオイルは、爽やかな香りで気分をリフレッシュさせ、集中力や記憶力を向上させます。

また、殺菌効果があり、室内を浄化し爽やかさを保ってくれます。

敏感肌の方は注意が必要です。

イランイラン

イランイランオイルは、甘くセクシーな香りが特徴で、緊張をほぐし、リラックス効果があります。

香りには好き嫌いがあるとされます。

使用量が多すぎると、頭痛や吐き気などの症状が現れることがあります。

アロマセラピーの利用方法

アロマセラピーとは、植物から抽出したオイルを用いる健康療法で、用いる植物によりいろんな効果があることがわかりました。

では、実際にどのように利用していくのか知っていきましょう。

以下に代表的なアロマセラピーの利用法を紹介します。

ディフューザー

熱や超音波を利用して、香りを空気中に拡散させる装置=ディフューザーを用いて、エッセンシャルオイルを空気中に拡散させる方法です。

マッサージ

エッセンシャルオイルを薄くし、マッサージに使用します。

肌から成分が吸収され、リラクゼーションや筋肉痛の緩和に効果的です。

エッセンシャルオイルだけでは刺激が強すぎるので、キャリアオイルと呼ばれるオイルで希釈して使用します。

バスソルト

バスソルトにエッセンシャルオイルを数滴垂らし、入浴時に使用します。

香りが浴室に広がり、リラックス効果が得られます。

スプレー

水にエッセンシャルオイルを混ぜてスプレーボトルに入れ、部屋の消臭やリフレッシュに使用します。

アルコールを少量加えることで、オイルが水に溶けやすくなります。

使用に関しての注意点

エッセンシャルオイルは非常に濃縮された成分を含むため、使用に際しては注意が必要です。

マッサージやバスソルトなど肌に直接使用する場合は、必ずパッチテストを行ってアレルギー反応がないか確認しましょう。腕の内側に少量を塗布し、24時間様子を見ます。

肌に直接使用しない場合は、パッチテストは基本的には必要ありませんが、香りに対する過敏反応があるかどうかを事前に確認するために、少量から試し、使用するエッセンシャルオイルの種類や濃度に注意することが必要です。

妊娠中・授乳中・お子さん・特定の持病がある方は、使用前に医師に相談した方がいいでしょう。一部のオイルは避けたほうが良い場合があります。

まとめ

アロマセラピーは、自然の力を利用して心身の健康を保つ方法です。

エッセンシャルオイルの種類とその効果を理解し、安全な使用方法をすることで、効果を高めることができます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。


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