ワーママが辛いと感じる罪悪感の源は?

働き方

現代では柔軟な働き方が認められ、子育てしながらの仕事がしやすくなるという話も聞きます。
しかし、現実ではまだまだ『仕事』と『育児』そして『家事』『自分自身のこと』のバランスに悩み、その狭間で苦しんでいるワーママさんは多いです。
家族や職場にも理解してほしい、でも伝え方もわからない。
今回の記事では、ワーママさんが辛いと感じている源の罪悪感をまとめてみました。
この記事を参考にして、家族と共有するきっかけになったり、職場の理解を得るヒントになれば幸いです。

ワーママは罪悪感のオンパレード!?

ワーママさんの心理は、仕事と家庭の両立の中で「どれこれも中途半端ではないか」と感じている人がほとんどです。
限られた時間の中で完璧にできないもどかしさを常に感じています。
それにより生じるのが『罪悪感』の嵐です。

職場に対しての罪悪感

子どもが熱を出して保育園から呼出、急な早退や休みを取らざるを得なくなる。
周囲の同僚が忙しそうに仕事をしている中、自分だけが負担をかけているように感じられる、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「本当にすいません」と何度言ったことだろう。一生分の「すいません」を使い果たした気分になる。
会社を出る時は自分の存在を最大限に小さくして申し訳なさそうに退出するしかない。頭の中は「仕事の段取りと引き継ぎどうするか」と「小児科の予約」のことで頭がいっぱい。
周りの目や評価も気になり、会社で自分の意見を言うのも控え目になっていく。

yuzuco
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職場にかかってくる保育園からの電話。呼び出しの瞬間の周囲の目線が痛い・・

子どもとの時間が足りないことへの罪悪感

朝は早くから子どもを保育園へ預け、会社で残業をすると帰宅するのも遅くなる。
保育園のお迎えや食事をパートナーや祖父母に頼ることが増え、子どもとの時間が減っていく。
自分のせいで寂しい思いをさせてしまっていると自分を責める無限のループ。

子どもの運動会や参観日が平日にある場合、仕事の都合で参加できないことがある。
親としての勤めが果たせていない、子どもの思い出作りに貢献できなかったと感じる。

自分のキャリアを優先することへの罪悪感

キャリアアップのチャンスである業務や出張を諦めたくない、という思いから挑戦しようとするが、それも子どもを犠牲にしているのではないかと疑心があり「母親としての役割を軽視しているのではないか」と自分を責めてしまう。

子どもの健康に悪影響を与えているのではという罪悪感

仕事が忙しいため、毎日の食事が手抜きになり、レトルト食品やお惣菜に頼ることが増える。
子どもが「またこれ?」と不満そうに言うたびに、育ち盛りの子どもに栄養たっぷりの食事を与えられない自分を責めてしまう。
作り置きなんて時間も体力もなくて無理〜〜

yuzuco
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子どもが体調を崩すたびに「栄養が足りていないから?」と自分を責めたり。

自分への時間を使うことへの罪悪感

休日に美容院や友達とのランチに行きたい気持ちはあるが、「その時間を子どもに使うべきではないか」と考えて、結果的に自分のケアを後回しにしてしまう。自分のことを優先したとき「母親失格なのでは・・」と感じることがある。

自己肯定感が低下して、心身が不調に・・

罪悪感が積み重なることでのストレスは只事ではなくなります。
昨今ではSNSの影響も大きく「他のワーママは上手くやれてるのに」と自己評価が低くなることもあります。
自己肯定感が低くなり、他人とのコミュニケーションに自信が持てなくなる。
何をやっても虚しくなってしまったり、ふと涙が出てきてしまうなど精神的に参ってしまう状態になりかねません。

夫や職場に対する遠慮や苛立ちが多く、関係性が悪化してしまうかも。。

自分のニーズや悩みを素直に伝えられたらいいのですが、そもそもが遠慮がちになってしまっているため、それも中々できないのが現実。

突然起きられなくなったり、倒れてしまっては大変です。

yuzuco
yuzuco

家庭の事情はそれぞれなのに、自分よりもうまくやっているワーママを見ると辛い気持ちになってしまう

罪悪感を和らげる工夫

そんな罪悪感に苛まれるワーママさんには、以下のようなことで少しでも気持ちが軽くなってほしいです。

  • 自分を肯定する習慣
    「できる範囲でベストを尽くしている」と自分を肯定する習慣をつけましょう。「やれるだけのことはやった」「自分はよくやっている」と自信を持って!
  • 自分の気持ちをわかってくれる仲間
    同じような境遇のワーママなど自分の気持ちをわかってくれる仲間同士で励まし合いましょう。悩みを共有することで、自分が直面している問題についての新たな視点を得ることもできます。反対に、自分を攻撃しそうな人との距離は適度にとって、悪い気持ちは受け取らないようにしましょう。
  • 周囲のサポート
    全部を自分でやらずに、周囲に協力を求めましょう。家事代行サービスや病児保育も、使えるものは使ってもOK!全部自分でやるのは無理すぎです。
  • 休日を満喫する計画
    旅行や温泉、テーマパークなど自分も癒せる、子どもも楽しめるイベントで休日を満喫しましょう。仕事の日は子どもを寂しがらせても休日は思いっきり「思い出作り」しましょう!
  • 自分へのご褒美は多めに
    ちょっとお高いスイーツやネイル、エステなど自分への投資でご褒美時間を大切にしましょう。自分を労ってあげると自然と家族にも優しくできるので家族にとっても一石二鳥!

ワーママが家族に求めること

どんなに家族がサポートしても、ワーママの大変さは終わりがありません。

ご家族も、ママの負担を軽くするために試行錯誤している方はいるのではないでしょうか。

家族にワーママが求めていることはどんなことでしょうか。まとめました。

  • 自分でできることを言われなくても自らすること
  • 休日にママ1人で外出できる機会を作る
  • 朝起きたら部屋が片付いている(寝かしつけをする方以外が片づけ)
  • 子どもへの積極的な関わり
  • 感謝の言葉

ワーママが職場に求めること

時短勤務や休暇などで職場には融通を効かせてもらい感謝の気持ちが大きいワーママ。

職場側も、大変そうなワーママの姿を見て何かしてあげたいと思いつつも、何をしてあげたらいいのかわからないこともあるかと思います。

こちらにワーママが職場に求めることについてまとめました。

  • 業務時間内で完結できる業務量の設定
  • 子育て世代が協力して取り組める環境作り
  • 過剰な気遣いや負担軽減はかえってプレッシャーになることも
  • メンタルケア、カウンセラーの導入
  • フレックス制度の導入

最後に

様々な罪悪感を感じ、心身ともに疲弊する中、それでもなんとか日々をこなしているワーママさんはすごい!

きっとこの日々は今後の人生において『糧』になるはず!

こちらの記事もきっと共感してもらえそうです。