娘が8歳のとき、視神経炎でステロイド治療を行いました。
娘は現在、病気から回復しており、元気です^^
病気発覚からステロイドの内服が終わってから数ヶ月の間、副作用に悩まされました。
今回は、娘のステロイド治療の副作用の経過についてお伝えしたいと思います。
※あくまで経験に基づく内容のため、副作用の出方には個人差があることをご理解ください。また、お薬の服用に関してはかかりつけ医に必ずご相談ください。
ステロイド治療でよくある副作用
ステロイドは炎症を抑える強力な薬ですが、その分、副作用が出る可能性も高いと説明を受けていました。
治療にはステロイドの治療が必要でしたが、副作用のことを聞くと不安で仕方がなかったのを覚えています。
一般的にステロイドを服用すると、次のような副作用がよく見られるとされています。
- ムーンフェイス(顔のむくみ)
顔が丸くなったりむくんだりする現象で、見た目の変化が大きいことから、多くの人が気にします。 - 食欲増進、体重増加
お腹が減ります。お腹周りに脂肪が目立つようになります。 - 不眠やイライラ
気持ちが落ち着かなくなったり、睡眠が浅くなることもあります。 - 高血糖や骨密度の低下
長期的に服用すると、糖尿病や骨粗しょう症のリスクが高まることもあります。 - 免疫力低下
風邪などの感染症にかかりやすく、重症化のリスクも高まります。
ステロイド治療を始めてからすぐに副作用が起こるわけではありません。
長期服用するに従い、徐々に現れてきます。
どのくらいの量のステロイドを使うかは治療によって違うと思いますが、娘の場合はステロイドパルス(一回に大量のステロイドを入れる)3日間と、内服をその後2ヶ月にわたって徐々にステロイドの量を減らしていった感じです。
フェイスマッサージは効果がある?注意点は?
ステロイド治療を始めてから1ヶ月ほど経った頃、顔の丸みが出始めてきました。
開始2ヶ月後くらいがピークでその頃には徐々にステロイドを減らしていた時期でした。
顔に脂肪がついて丸顔になり、肩周り、お腹周りに脂肪が増えました。
ステロイドがゼロになってから約2ヶ月をかけて徐々に徐々に回復していった感じです。
顔の丸みを少しでも和らげたいと思い、フェイスマッサージを取り入れてみたこともありました。
効果はあんまりなかったですが、気持ちスッキリした感じになるのと、娘が気持ちいいと喜んでくれたのでよかったです。
むくみだけではなく、脂肪がついてしまっているので、マッサージだけではなんともならないのかもしれないですね。。
マッサージのポイント
リンパの流れを意識
顎下から耳の下、耳の下から鎖骨に向かって、優しく撫でるようにマッサージすることでリンパの流れを促進します。
短時間で済ませる
1回あたり5分程度で十分です。力を入れすぎないように気をつけましょう。
冷却との併用
冷たいタオルやジェルパックを使うと、むくみを抑える効果が高まることがあります。
皮膚が敏感になっている場合は避ける
ステロイドの影響で皮膚が薄くなっている可能性があるため、マッサージが刺激になる場合もあります。
皮膚に赤みや痛みがあるときは控えましょう。
必ず清潔な状態で行う
肌トラブルを防ぐため、手や道具の衛生には気を配ってください。
副作用との向き合い方は?
見た目が変わってしまうのは、とても辛いです。
「一時的なもの」と自分に言い聞かせてはいましたが、やはり気になっていました。
本人はというと、本当に徐々に徐々に変わっていくのであまり気にしていない様子でしたが、周りから指摘されることで傷ついて自信をなくしていたように思います。
今は「薬の影響で」こうなっているだけだよ、と言い聞かせ、いつも通り家族の時間を楽しんだりしていました。
副作用は治療終了後に改善する?
多くの副作用は、ステロイドの使用を中止すると時間とともに改善することが知られています。(ステロイド内服期間分の時間をかけて回復していくと説明を受けました)
ただし、急に薬をやめることはできないため、かかりつけ医の指示に従い減量していくことが必要です。
娘の場合は、ステロイドがゼロになってから約2ヶ月をかけて徐々に徐々に回復していきました。
実は、体重増加に気づいたのが結構遅くて、ピーク時に測ったら病気前から3~4kg増加していたんです。
ステロイドの影響で食欲増進と脂肪の異常があって、しょうがないことだったのですが、数値を見て本人もびっくりで。。
その後、身体が元気になってからは運動量を増やして、ステロイドがゼロになって食欲がもとに戻ってからはおやつを控えめに、普段の食事も食べすぎないようにしていました。
何より、本人が身体をもとに戻したいという気持ちが強かったので、よく頑張ったと思います。
ステロイドがゼロになってから約2ヶ月後には体重ももとに戻り、顔もスッキリもとに戻りました。
終わりに
ステロイド治療は、不安が多いです。
副作用が不安で心配なときは、一人で抱え込まず、医師や周囲に相談してくださいね。